2025.06.13
周辺環境の魅力

福岡県では、6月8日に梅雨入りが発表されました。
平年より4日遅く、昨年より9日早い梅雨入りです。
梅雨の訪れとともに、今年も紫陽花の美しい季節がやってきました。
今回は、糸島のあじさい寺として知られる「ヲベタ清正公堂」の様子をご紹介します。
昨年も、色とりどりの紫陽花を求めてこの地を訪れましたが、今年も変わらず大輪の花々が咲き誇り、多くの人がその美しさを楽しんでいました。
ただ、ひとつ気になったのが——
「昨年よりも花の色が薄いように見える」ということです。
2024年6月12日撮影
2025年6月10日撮影
同じ時期、同じ場所、同じ紫陽花なのに、どうして色に違いが出るのだろう?と不思議に思い、少し調べてみました。
気象庁のアメダスによると、今年4月下旬から5月末にかけて日照時間が非常に少なかった傾向があります。
その影響もあって、今年は例年よりも色づきが遅めなのかもしれません。
また、紫陽花は花の成長にともなって色が変化する特性を持つことから、「七変化」や「八仙花(はっせんか)」といった別名でも親しまれています。
咲き始めは白や淡い緑色ですが、時間が経つにつれて、(品種や土壌の状態にもよりますが)青・ピンク・紫などさまざまな色合いに変化していきます。
そして、さらに時間が経つと、落ち着いた緑やくすんだ色合いへと変わりながら、やがて花の季節を終えていきます。
このように、ひとつの花で色の移ろいを楽しめるのも、紫陽花の大きな魅力です。
今回の撮影ではまだ淡い色の紫陽花たちでしたが、やはり咲きそろった紫陽花は見ごたえがあり、梅雨空に映えるやさしく穏やかな雰囲気がとても魅力的でした。
雨あがりの紫陽花たち
心癒される美しさでした
雨あがりの石段はたいへん滑りやすくなっていましたので、足元にお気をつけください
こちらヲベタ清正公堂の紫陽花の見頃は例年6月上旬とされていますが、今年は色づきがゆっくりなぶん、長く楽しめそうです。
気になる方はぜひ、紫陽花の美しい季節に足を運んでみてくださいね。
移りゆく色合いを眺めながら、心癒されるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

〒819-1111
福岡県糸島市泊546
※駐車場はございませんのでご注意ください。
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