2026.11.04
お知らせNEW
10月17日(土)、福岡国際会議場にて「第8回 日本ユマニチュード学会学術集会 福岡大会」が開催されました。
本大会には、ユマニチュード®の発案者であるイヴ・ジネスト先生、ロゼット・マレスコッティ先生をはじめ、日本ユマニチュード学会代表理事の本田美和子先生らが参加され、高島宗一郎福岡市長が大会長を務められました。
専門家によるシンポジウムや特別講演のほか、55施設が自施設での取り組みや研究成果を発表するポスターセッションも行われました。
当院もポスターセッションに参加し、ユマニチュード導入に向けたこれまでの歩みと、現在の取り組みについて紹介しました。
当院では今年からユマニチュードの本格導入を進めていますが、実践的な取り組みはまだ始まったばかりです。
今回の発表では、一人の職員が研修でユマニチュードと出会ったことをきっかけに、虐待防止委員会で学びを共有し、その思いが院長へと届き、病院全体で取り組みを進めることになった経緯を中心にお伝えしました。
また、8月から介護医療院の1居室で先行導入を開始したことにも触れました。
数値としての成果はこれからですが、入所者さんと職員の間に少しずつ良い変化が見られています。
発表後には、他施設の方々からさまざまな質問やご意見をいただき、当院にとっても学びの多い貴重な機会となりました。
なかでも、ある参加者の方からいただいた言葉が印象に残っています。
「ユマニチュードを導入して、こういった結果が見られたというエピソードはよく聞きますが、どうやって導入に至ったのかという『はじめの一歩』について聞けたのが良かったです。私もこれから導入していきたいと一人で考えている段階なので、勇気をもらえました。ありがとうございます!」
私たちの歩みが、これからユマニチュードに取り組もうとする方の後押しになったことを、大変うれしく感じました。
この日のために用意したポスターです
ポスタ―セッション会場
発表のようす
さまざまな施設から参加された方々と交流するなかで、共通して感じたのは、「誰かのために」という思いでした。
医療人として、一人の人間として、患者さんや入所者さんのために、そして共に働く職員のために、より良いケアを届けるにはどうしたらよいのか。
それぞれの施設が悩み、考え、より良いケアを模索するなかで、一つの道しるべとなっているのが、ユマニチュードというケアの哲学なのかもしれません。
今回の学会で得た学びや出会いを大切にしながら、当院も一歩ずつ実践を積み重ねていきます。
これからも、患者さん・入所者さん一人ひとりを大切にし、その人らしさを尊重したケアを目指して取り組んでまいります。